そこから北方向へあがる石段がのびていて白木の鳥居があり、その先に神殿までの道がある。楓の古木は小さく映っている観光客と比較されるとその大きさが察せられると思う。
シーズンまっただ中にこれほど見事な紅葉が観られるのに、訪れる観光客は筆者親子を入れても十人に満たなかった。
ぜいたくな話である。
一の鳥居がある入口はほんとうに目立たないが、その奥の奥にこれほどの大神宮があるというのが、なんとなく間口は小さいが奥に長いウナギの寝床と呼ばれる京都の町屋を連想させる。
ほんとうに大切なものは奥の奥にしまってあるのは、どこでも同じらしい。