ここは、住所で言えば『堀川下之町』と呼ばれる、ちょっと北へ“上がれ”ば、今出川通りに出る位に洛中でも上の方である。(そりゃ、“一条”ですからね)もとの画像は例によって筆者のバイブル、『保育社のカラーブックス』に掲載された一枚の古い写真が筆者の京都探訪の原動力になっている。
版権の関係で転載ができないのでモノクロ調スケッチに加工しているが、奥行きは人が二人くらいが通れる程度の橋で、鉄で出来てるらしい黒い欄干の透かしの向こうに和服コートの、品の良さそうな女性が唐傘を差しながら渡ろうとする、なんとも情緒ある写真である。
一度も行ったことないのに、この風景にずっと惹かれていた。