ぶっちゃけた話、祇園祭当日と宵山の洛中は正直言って“もう、むちゃくちゃ”である。人、人、人、人。気温だって絶対に体温より高い。目の前にある場所へ移動するにも、ぞうろ、ぞうろと人の行列に沿ってしか行けない。人にぶつかる。もみくちゃになる。“いらち(関西弁で言うところの、せっかち・いらだち屋)”である筆者はとてもじゃないが耐えられない。ヘタしたら明けたばかりの筈の梅雨の戻りがあったりして夕立に遭うことも多い。
だが、ぶら旅の精神ではそんな世界的な祭でさえも悠々と愉しむ方法を見つけられる。
写真左/これこそジャパニーズアート。
写真右/これを撮影した2001年水引と呼ばれる横幕を新調した南観音(みなみかんのん)山。
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