♪大学通り 流れる川 走る路面電車………
背の低い山を見て 君と僕の明日───
この街が好きさ 君がいるから
この街が好きさ
君の微笑(ほほえみ)あるから───
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昔から京都をテーマにした歌はたくさんあるが、その中で筆者がもっとも好きなのがこの『街(まち)』という歌だ。そして上記はその三番の歌詞である。
この歌は、日本フォーク界の始祖のひとり、高石ともやさんが1975年度の京都市民祭のテーマソングとして作られたものだが、その最大の魅力は、京都の地名はもちろん、固有名詞を一切入れずに作ってあることだ。
『街(まち)』(高石ともやとザ・ナターシャー・セブン - アルバム:Big Artist Best Collectionに収録。iTune Storeなら¥150で単曲のみで試聴および購入が可能。)
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ここに出てくる路面電車とはもちろん日本最初の電車であり、今は失われてしまった京都市電のことだが、京の街を縫って走る路面電車は市電だけではない。
京福電鉄は帷子ノ辻(かたびらのつじ)を支点にして嵐山と四条大宮、北野白梅町をすこしいびつな“んの字”型に結んで今も頑張っている。
(左は在りし日の京都市電。筆者が高校生の時に撮影した写真である。この時からもう30年も前になるとは、なんと恐ろしいことだろうか。)