もちろんその時筆者の眼には、左のような程度にしか見えなかったが、この記事のためにはじめてデータの原寸で見て驚いた。この中にすこぶるつきの美人がしっかり三人も写っていたのである。
当たり前だが、みなこちらを見ていて面白い。きっと「あら、あんなところを人が歩いてるわ」と話しているに違いない。筆者もそうだったからだ。
昔、筆者が神護寺を訪れてかわらけ投げをした時も、上から遠くに歩くハイカーが見えた。あの道にはどこから降りるのだろうか、あそこから見上げたらいったいどんな風に見えるのだろうか、投げたかわらけは当たったりしないんだろうか…とそのことがやたら気になった。
実際には届くどころか、よほどの追い風が吹いてもまず無理だろうと思われるほどに距離がある。だがこれでやっと宿年の疑問が氷解したのだ。やはり実際に行ってみないとどんな事も分からないもんである。
参考までに撮影時間は2008年11月15日16:25分。もしもこの時間に神護寺でかわらけ投げをされて居られた方、ぜひご連絡ください。しっかりお顔も写っているオリジナルのデータをお分けします。ちょっとないでしょう、このアングルでの記念写真なんて。